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クルミとパーキンソン病 いわつき [URL] 投稿日:2015年12月02日 14:40 [返信]
パーキンソン病とクルミについて
「くるみ」はパーキンソン病による「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」、「抗酸化物質」の不足を補います。
くるみに多く含まれているトリプトファンとは必須アミノ酸の一種です。トリプトファンは体内では生成できないため必須アミノ酸とされています。くるみには豊富なトリプトファンが含まれていますが、豚肉や鶏肉、まぐろなどに比べると含有量は多くなく、くるみ以上にトリプトファンを含む食品は多くあります。では、何故くるみに含まれるトリプトファンが良いか、それは   「くるみ」に含まれるトリプトファンは肉類などに比べると脳に届きやすいからです。
トリプトファンは他のアミノ酸であるBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)と共通の輸送体を使って脳に移動します。トリプトファンが脳内に入りセロトニンを作るには血液脳関門を通過する必要があります。トリプトファンは血液脳関門を通過できますが、BCAAは血液脳関門を通過できません。つまりトリプトファンとBCAAを一緒に摂るとトリプトファンの効果性が薄れるのです。トリプトファンを多く含む食品はBCAAも多く含む傾向がありますが、「くるみ」は肉類などに比べるとそれほど多くBCAAを含んでいません。これが「くるみ」のトリプトファンは効果を発揮しやすいと言える理由です。
効果のメカニズム
トリプトファンの作用はくるみに期待できる効果・効能に広く影響を与えていると考えられます。トリプトファンは体内に入ると極めて複雑かつ多様な代謝が行われます。そのためトリプトファンは体内の健康において様々な効能があると考えられますが、特に脳などの神経系における効果・効能がよく知られています。トリプトファンの一部は脳に運ばれセロトニンという神経伝達物質を生産します。セロトニンには精神安定作用があり、不眠症や鎮痛に効果があると言われます。
「くるみ」はパーキンソン病に効果を発揮するドーパミンやノルアドレナリンを生産します。
また、トリプトファンは脳に刺激を与えるドーパミンやノルアドレナリンの生産にも関与します。これらの働きから、トリプトファンはパーキンソン病や うつ病にも効果が期待されています。
アメリカでは天然の睡眠導入剤や精神安定剤としてトリプトファンのサプリメントが一般的に使われています。「くるみ」に期待できる不眠症改善効果や精神安定効果、そしてパーキンソン病や、うつ症状の改善効果はこのトリプトファンが関係していると考えられます。
さらに、「くるみ」に含まれるトリプトファンやチロシン、フェニルアラニン、αリノレン酸等は体内で脳の神経伝達に関わる物質に変化します。
トリプトファンは精神を安定させる作用のあるセロトニンやメラトニンに、チロシンやフェニルアラニンはヤル気を出させるドーパミンやノルアドレナリンに、そしてオメガ3脂肪酸はDHAに変化し脳の神経伝達をスムーズにします。
トリプトファンから作られたセロトニンは脳の松果体でメラトニンというホルモンになります。メラトニンは「驚異の若返り薬」としてアンチエイジング効果が話題を呼びました。
メラトニンは様々な作用を持つホルモンです。代表的なのは体内時計を調整する作用です。メラトニンはセロトニン同様、睡眠導入作用があります。   メラトニンは暗くなると分泌が増え、明るくなると分泌が減少します。これが夜眠くなって、朝目が覚めるという習慣の理由の一つです。このメラトニンの効能は時差ボケにも効果を発揮します。更にメラトニンには免疫力系統に働きかけ、免疫力を強化するという研究報告もあります。その効能を癌や心臓病に効果があるとされ注目されています。
また、メラトニンは抗酸化作用を持ち血液脳関門を通り抜けられることから脳を活性酸素から守る働きもあります。
その他にもメラトニンはコレステロール値や血圧の調整、更年期障害の軽減、アルツハイマー型認知症の改善などの効果が期待されています。

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